山口地区化学工学懇話会
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会長挨拶

この度、平成29年度、平成30年度の山口地区化学工学懇話会の会長を仰せつかりました、株式会社トクヤマの安達でございます。懇話会会員の皆様とともに、山口地区の化学産業の発展ならびに産学官連携推進のために、微力ではありますが尽力してまいりますので、よろしくお願いいたします。

 

 皆様もご承知の通り、山口県は、岩国・大竹地区、周南地区、宇部・山陽小野田地区に化学工場が集積した県であります。我が国経済の緩やかな回復基調の中、各地区とも好調な生産活動を維持していますが、生産規模の面では縮小傾向にあります。そのため、山口県では、国際競争に打ち勝つ「瀬戸内産業再生戦略」、全国をリードする「医療関連産業育成・集積戦略」、次代を担う「水素等環境関連産業育成・集積戦略」等を重点戦略とし、「輝く 活力あふれる産業集積県 やまぐち」の実現に向けて、産学官が一体となって様々なプロジェクトを展開しているところであります。これらのプロジェクトを推進する上で、化学工学が果たすべき役割、化学工学への期待は大きなものがあります。

 これらの期待に応えるために、本懇話会の目的である「化学工学に関する学術および技術の発展と産・官・学の交流を図る」ことで、一企業の壁を越え、コンビナート企業の連携を強化していくことができればと思います。

 

 先日の講演会では、化学工学協会副会長 京都大学 長谷部教授より「化学工場とビックデータ、 IoT」について、ご講演を賜りました。新聞や雑誌などで「IoT」や「AI」の文字を見ない日がないほど関心の高いテーマであり、多くの会員の参加をいただきました。化学工場において「IoT」、「AI」が大きな利益を生む玉手箱のような風潮があり、どう対応していくか戸惑いがある中、長谷部教授のご講演を拝聴し、少しばかり安心したところでありました。今後、「ソフトセンサーを作成・活用し、高望みをせずに効果のあるところから取り組む」とともに「プラントデータの一元管理」、「オペレータの持つ暗黙知の抽出」等の基盤をしっかり整備しながら、化学プラントが持つビックデータを分析・解析し、プラントメンテナンス、品質向上、生産性向上、技術伝承等にどう役立てていくかをしっかり考えていければと思います。

 

 今年度も7月の講演会・見学会に引き続き、化学工学基礎講習会、化学工学研究会、講演会・見学会などを開催してまいります。また、本懇話会は平成30年度に設立30周年を迎えますが、より充実した事業展開に向けて努力してまいりますので、会員の皆様にはご支援、ご協力をお願い申し上げます。

 

 最後になりますが、本懇話会の益々の発展、ならびに会員の皆様のご健勝とご活躍を心よりお祈り申し上げまして、挨拶といたします。

 

以  上

山口地区化学工学懇話会 会長
安達秀樹

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